分析診断

企業文化サーベイ

企業文化サーベイの目的は、「好ましい企業文化の形成」のための経営課題を調査することです。「組織が経営戦略を正しく理解し、実行に移せるような好ましい企業文化を保有しているかどうか」を定量的に把握し、企業文化の好ましさを判定いたします。

下のA企業とB企業を比べてみてください。

A企業

B企業

決められた日までに、成果を出すために、
何がなんでも成し遂げようと努力する

達成しなくても平気

始業前に全ての社員が出社し、掃除を
済ませ、その日の予定をチェックして、
始業後、即仕事に取り掛かる

始業後に掃除を始め、本業に取り
掛かるのは始業時間から30分後

A企業とB企業を比較すると、もちろんA企業の方が好ましい企業文化を有しているといえます。これが企業文化の"好ましさ"の違いです。
この企業文化は、社員の中で継承され、教育によって変わっていくものとされています。

企業文化サーベイの評価基準

企業文化サーベイは5つの要素に対して、経営陣・管理者・一般社員の方々という形で層別にしたうえで、12の観点から意識の実態を調査いたします。

■5つの要素
企業文化における動機付けの要素として、次の5つがあげられます。

1

高い欲求水準

『我社をこのような会社にしたい』という「高い欲求水準」を持つことが企業経営の出発点になります。

2

同一の危機感

「高い欲求水準」のもと、自社の現状を振り返った時、『自社にはまだまだ至らない点、不足している点がある』ことに気づき、「危機意識」が呼び起こされます。この「危機感」を持つことが、経営目標達成へ向けての熱意を沸き起こすのです。

3

共通の価値観

この熱意を全社員に伝えるためには『社員一人一人が経営者と同じ目標、達成意欲、危機感を抱くことが必要であり、それを実現するためには「価値観の共有」がなければなりません。

4

自信と信頼

上記の状況下で目標実現に向けて経営活動を実践するためには、『自分達の力はまだまだ不充分であるが、精一杯の努力をしている。出来るだけのことはやれているし、今後ともやっていける。』という、「自信と信頼」 を持つことが必要です。

5

感謝の気持ち

「自信と信頼」に満ちている組織の根底には、『お客様、取引先、社員、会社、家族、社会などに対する感謝の気持ち』がなければなりません。感謝の気持ちがあるからこそ、「自信と信頼」との関係を作ることができると言えるでしょう。

 

上記の5つの要素に対して、以下の観点から分析いたします。

■12の観点

1

人生・自己の存在価値に対して

個人的事項

2

家族・家庭について

3

自分の仕事について

4

会社全体に対して

社内的事項

5

経営陣(トップ)に対して

6

一般社員に対して

7

中堅幹部に対して

8

商品力について

会社の経営環境

9

営業力について

10

財務・資産について

11

人事組織について

12

環境・営業構造・顧客等について

 

調査後、役員の方を対象に報告会を行い、今後の対応を検討していただきます。